親王院 / しんのういん

仙台藩御用絵師狩野派菊田伊洲と、その一門による壁絵・襖絵が多数残され、170年近く前に描かれ建てられたそのままの状態で普段の生活が続く。本堂は蔵造りで、未だに電気もなく、灯明のあかりのみ。高野でも特に古い様式を残す。御本尊は不動明王で重要文化財に指定されている。
なお、当院開基の真如法親王は、弘法大師十大弟子の一人で、現在の弘法大師肖像の元となった、伽藍御影堂内の大師御影を描かれたことでも有名である。

 
住所 和歌山県伊都郡高野町高野山144番地
電話番号 0736-56-2227
URL -
宿泊・昼食 個人・団体(参拝・観光・研修にご利用ください)
回向・祈願 ご先祖供養・納骨・諸祈願承ります
体験 -
部屋数 壁仕切り個室(1室)・ふすま仕切り個室(6室)
収容人員 個人約12名・団体約30名
駐車場 -
設備 本堂・庭園
宿坊縁起
当院は平城天皇の第三皇子真如親王の開基である。親王は嵯峨天皇の皇太子に成られたが薬子の変に連座して廃太子となられ後、仏門に志し御落飾、道詮律師に就て三論を学び、後ち弘法大師の門に入って修学された。大師御入定の後求法の為唐土に渡り、猶進んで仏祖の国印度に行き法門の奥義を探らんと出航されたが、旅の途中遷化された。本尊不動明王は智証大師の作と伝えられ、また弘仁時代毘沙門天、白鳳時代金銅阿弥陀如来像等什宝を有す。